秋最後の写真
6月1日早朝、茶虎猫の秋が永眠しました。
まだ2歳。うちにいる猫の中では一番若い。これからずっと一緒に過ごせると思っていたのに……あまりに早過ぎる別れです。

今年の1月11日、娘を出産した私は6日後に退院。それから約一ヵ月実家にお世話になって、2月11日にアパートに帰りました。

久々に会う猫たち。私のこと忘れてたりしないよね?なんて思ったりもしたけどそんなことはなく、逆に「やっと帰って来たんだね!」と言わんばかりに甘えて来ました。
秋も相変わらず甘えん坊で抱っこ大好きで、私が娘にゲップさせてるにも関わらず、肩によじ上って抱っこさってくるくらいでした。
秋は凄く甘えん坊で凄く人見知り。
私がいない間、旦那が猫達の面倒を見てくれていたんですが、姿を見ることは殆どなかったそうです。どこにいるのか確認すら出来ない状態だったとか。
だけど私が帰宅したらずっと私の側にいて「本当にくるのが好きなんだなぁ、秋は…」と旦那がもらしてました。
そんな秋だからか、寂しさであまりご飯を食べてなかったのか?一ヵ月前よりちょっと痩せていました。
アパートに帰って来てからは家事をしてくれる人もご飯を作ってくれる人もいません。
旦那もお風呂掃除等、出来る限りの協力をしてはくれてましたが、仕事もあるし、限界があります。
出産から一ヵ月は経っていたものの、私はまだ体力も回復してないし、2~3時間ごとの授乳で寝不足、初めての育児で神経も体力も消耗していて、時間があれば横になっていたい状態で……生きてるだけで精一杯という感じでした。
猫の世話も旦那にお願いして、私は自分と娘のことだけなんとかしようと頑張っていました。
それでも、4月になる頃には少しずつ余裕も出来て、猫にも目を向けられるようになって来ました。
そしてようやく気づいたんです。
秋が元気ないことに。
私が帰って来たんだから食欲も戻ってまた健康的な身体に戻るでしょ!なんて、傲慢な考えをしていた私。
秋は私が帰ってきた時よりさらに痩せていました。
急いで動物病院に連れて行くと、秋の身体の中に膿みの塊があって、そのせいで肺が押されてしまい、肺に殆ど空気が入らない状態になっているということでした。
秋は即入院。
出来る処置は膿みを抜いて栄養を与えることだけだと言われました。
あとは秋の自己回復力に頼るしかないと。
なぜ膿みが出来てしまったのかは分からないということでした。
例えば交通事故に遭って強く打ち付けた傷が原因になるとか…でも外に出していないのに事故に遭うはずもありません。じゃあ家の中で何かあったのか……?
キャットタワーから落ちた?猫同士じゃれてたのが本気の取っ組み合いになったとか?
いくら考えても分かりません。
でも、原因はわからなくても、私がもう少し猫達を見ることが出来てたら、もっと早く異変に気がついて、もっと早く病院に連れてくことも出来たかもしれない。
私は、本当に自分たちしか見えてなかったことに気がつきました。
それどころか、娘がなんでも口に入れるようになってきて、猫の毛が口に入るんじゃないかと猫を遠ざけ、邪険にもしてました。
秋が抱っこして欲しそうにしても、してあげませんでした。
元気になって退院したら、いっぱいいっぱい抱っこしてあげるからね、ごめんね……
そんなことを思いながら、秋の回復を祈っていました。
それから、週末になると旦那に娘を見ていてもらって、その間に秋のお見舞いに行く生活になりました。
最初は全く餌を食べられなかった秋も、ようやく食べてくれるようになり、この勢いで元気になるだろう、と思われていました。
5月の26日。
この日もいつものように秋のお見舞いに病院へ。
沢山沢山なでて、名前を呼んで……そしてなんだか無性に抱っこしたくなりました。
だけど、肺が潰れて呼吸が苦しい秋には無理をさせてはいけないと言われていたこともあり、そのまま帰りました。
家に帰っても、なんで私抱っこさせてくれって言わなかったんだろう。そんなことばかり考えていました。
次の土曜日。今度会いに行った時に絶対抱っこさせて貰おう!!!そう決めていました。
だけど、その土曜は訪れることなく、金曜の朝、秋が息を引き取ったことの連絡を貰うことになりました。
今思えば、それは「予感」だったのかもしれません。
秋が生きてるうちに抱っこ出来る最後の機会だったんです。
娘が生まれるまでは毎日毎日秋を抱っこしていました。
でも娘が生まれてから私が抱っこするのは娘になりました。
それは当然とことかもしれません。母となったのですから。
でも、なんでもっと見てあげられなかったんだろう。なんでもっと抱っこしてあげなかったんだろうと思わずにはいられません。
そのうち、娘がもう少し大きくなれば、また秋を抱っこ出来る時が戻ってくると思っていました。秋は人見知りだけど、娘と仲良くしてくれる日もくるだろうと思っていました。
でも、そんな日々はもう訪れません。
後悔しても、謝っても、秋は戻ってきません。
今、私に出来ることは、娘を育てること、そして今いる猫達のこともきちんと気にかけてあげることだけです。
もし叶うなら、秋、私の子どもとして生まれ変わってきて欲しい。
そうしたら、嫌ってほど抱っこしてあげるのに。

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